2008年05月09日

第44回目『漫才魚』

お笑い吉本新喜劇の運営する「おもしろ水族館」が横浜中華街に出来た。ここに「漫才魚」を生かしたまま持ち込めば、賞金百万円を進呈するというものだ。しかし、1人の該当者も出なかったため、改めて期限を設定し賞金も二百万円に値上げしたが、結局は3月末に期限切れで終了する可能性が高い。(2006年3月31日で終了してます)

この魚はスズキ目シマガツオ科に属し全長45センチ前後で、全身硬い鱗に覆われ食用には適さない。深海魚のため滅多に釣れない「幻の魚」だ。生息地は相模湾や日本海の新潟沖などに限られ、体型は扁平で一見マナガツオに似ているが、深海魚のため生態はなぞに満ち詳しいことは分かっていない。

船釣りで時たま釣れることがあるそうだが、食べて不味いのですぐに捨てられてしまう。また、水圧の変化に対応できず、生かしたまま持ち帰るのは至難の業でほとんど不可能だろう。私も北陸へ釣行したときにもしやと狙ってみたが、宝くじなみ確率なので不発に終わった。

吉本興業は幻の魚なので、それを知っていて水族館の宣伝に使ったのかも知れない。さすがは抜け目のない「大阪商人」と思ったが、真意は水族館で子供達を対象におもしろい魚や珍しい魚を飼育し、興味を呼び起こすためだったのだろう。大人だけでなく子供達もダーゲットにした商売は恐るべきだ。

※本コラムは小里哲也氏が氏の徳島新聞かわら版に2003年5月〜2007年2月に寄稿したものを順不同にて掲載させていただいたものです。


posted by kozato at 14:14 | 日記


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