2008年04月18日

第42回目『未来への希望』

西暦二千年、地球は火の玉に襲われ人々は死に絶えると、まことしやかに語られていた。それまで長生きできれば十分と考えていたが、結局は少々のコンピューター誤作動が起こっただけで何事もなく過ぎた。しかし、異常気象や環境汚染により真綿で首を絞めるよう、ジワジワ生き物の命はむしばまれていく。

徳島は「瀬戸内海、紀伊水道、太平洋」と日本有数の好漁場に囲まれている。それなのに「チリメン、マイワシ、アジ、サバ」など魚類全般に激減している。東京ではマイワシが一匹千円の値を付けた驚くべきニュースも流れている。過去には畑の肥料にするほどの漁獲量もあったが、現在は百分の一程度に落ち込んでいる。魚は増減を繰り返しているので一概に心配することはないのだが、長すぎる不漁は不気味だ。

また、最高級品の本マグロが一匹二千万円以上で取引されているという。刺身や寿司にすれば一切れ幾らになるのか想像も出来ない。貧富の差は広がるばかりで、庶民感覚では働く意欲も萎えてくる。そのためよからぬ犯罪が多発するのだろうか。

「人間は未来に希望があるから必死に働く」結果として環境破壊を引き起こし、他の生物を絶滅へ追いやっている。やがては自分に降りかかり強烈なしっぺ返しを受けるだろう。狭い日本、何時かは人口減も訪れて当たり前。一番を目指すだけでなく「心の豊富さ」で補う時代になったのかも知れない。

※本コラムは小里哲也氏が氏の徳島新聞かわら版に2003年5月〜2007年2月に寄稿したものを順不同にて掲載させていただいたものです。


posted by kozato at 08:52 | 日記


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