2008年04月11日

第41回目『秘密兵器』

魚にエサを与えるたびに音波を聞かせると、反射条件で音を鳴らすだけで魚が集まってくるようになる。これを湾内などで管理し食事の時間に音波で呼び集め、大きく育てば捕獲することで海洋牧場は成立する。

魚も色々な音に反応するようで、最上の効果音は食事音だそうだ。しかし、大型魚の食事音には小型魚はおののき脅え一目散に逃げ出すだろう。また、それを補食するため大型魚が乱入してくるかも知れない。

この装置を利用した釣具があるメーカーから、過去に売り出されたことがある。仕組みは水中へ吊し電池で音波を発生させるのだ。これは秘密兵器で大漁間違いなしとなけなしの小遣いを叩き買って使った記憶がある。

早速、竹竿に吊し海中へ漬けたが、待てど暮らせど魚は集まってこなかった。よくよく考えてみれば磯釣りは撒きエサで魚を呼び集めるので、本物のエサには効果音も色あせるのだろう。

最近、点滅する発光ダイオード(LED)で魚を呼び集める実験が行われている。闇夜に集魚灯で海面を照らし、サンマやイカなどを集め網で一網打尽に捕獲する方法だ。魚の種類により反応する光も異なるらしいが、昼間は太陽の光が強烈すぎて使えないだろう。

釣りは単純な遊びなので科学の入り込む余地が少なく、それが楽しく心ときめくのかも知れない。

※本コラムは小里哲也氏が氏の徳島新聞かわら版に2003年5月〜2007年2月に寄稿したものを順不同にて掲載させていただいたものです。


posted by kozato at 09:20 | 日記


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