2008年04月04日

第40回目『魚の年齢』

我が輩は深海に棲むアンコウだが、長生きしたので何時生まれたのか定かでない。人間には言葉や戸籍があり年齢を知るのは簡単だ。魚の年齢は一般に大きさで判断するが、詳しくはウロコ表面の隆起線などで査定する。

チヌ、グレは冬から春の低水温期に成長が鈍化し、木の年輪と同じくウロコへ休止帯が形成される。これを数えることで何回越冬したかの年齢査定が可能なのだ。
ある学者が徳島港沖の一文字のチヌ40p前後を数匹調べた結果7〜8歳、瀬戸内海の年無しといわれる50pでは16歳、水温の高い外洋では13歳という結果が出ている。
グレは牟岐大島の37pで9歳。長崎県男女群島など外洋性尾長グレ50pでは11歳、60pでは17歳という結果だった。日本記録のグレ84pと記憶しているので一体何歳になるのだろうか。

人間は成熟と同時に成長は止まり身長は伸びることはない。魚は死ぬまで成長するので、飼育されているキンギョでは30pで30歳。ひいじいさんの代から池で飼われているコイは1・2mで100歳まで生きるものいるといわれている。
環境が整い外敵も居なければ、魚も人間並みに長生きするのだろう。しかし、狭い池や水槽では成長しても、無制限に大きくなることはない。器に合わせて体長を調節しているようだ。

※本コラムは小里哲也氏が氏の徳島新聞かわら版に2003年5月〜2007年2月に寄稿したものを順不同にて掲載させていただいたものです。


posted by kozato at 15:11 | 日記


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